どんなゲーム?
鉄道王は1987年にファミコンで登場したシミュレーションゲームです。
2021年にも親しまれている桃太郎電鉄はもしかしたらこのゲームを起源として作られたのではないかと思われるくらいに似ている要素がたくさん詰まっています。
私は桃太郎電鉄よりも前に鉄道王のゲームを楽しんでいました。
人生ゲームのようにルーレットの目に従って自分の鉄道を進めていくゲームがシンプルに面白かったことを覚えています。
ヨーロッパの都市名を覚えられた!
ヨーロッパを舞台に鉄道が走るわけですが、当時はまだEUが誕生していないECの時代。
このファミコンカセットが登場する2年前にシェンゲン協定で、入国審査をしないでヨーロッパを駆け巡ることができるようになったばかりの時代だったのですが、このソフトは当時の情勢をすでに取り入れていたと言っても過言ではないものでした。
さらにいうと、フランスからイギリスまでこのゲームでは鉄道で進むことができていました。
このゲームが誕生して7年後にイギリスとフランスのドーバートンネル開通式が行われていたのですが、時代の先まで読んでいたわけですね。
と、勝手な妄想はさておいて、小学生だった自分にとって何よりもありがたかったなと思うのがヨーロッパの都市名をひらがなではありましたが覚えることができたことです。
「べるん」「ちゅーりひ」などの読みづらい名称ではありましたが、地図帳でカタカナ表記で見つけた時の感動と言ったらすごかったですよ。
実際に存在する都市名であったことに衝撃を覚えたとともに、鉄道王のおかげでヨーロッパの地理が好きになったのです。
桃太郎電鉄をすれば日本地理が強くなると言われているのと同じく、鉄道王も同じ効果を発揮してくれていました。
桃太郎電鉄と似た内容
桃太郎電鉄でおなじみの「スリの銀次」。
この要素も鉄道王では存在していました。
また、桃太郎電鉄では駅の物件を中心に利益を上げていきますが、鉄道王では路線買収が存在していました。
桃太郎電鉄でも路線買収が存在しますが、やはりその土地の名物を買収するほうがメインとなっていますよね。
この点は鉄道王に対する配慮だったのかもしれませんが、こうしたルーレットを回して目的地に向かい、利益を上げて買収していく内容はほとんど似たものとなっています。
今同じようなソフトが誕生していたら著作権問題などが出てくるかもしれませんが、当時は映画の内容をそのままソフトとして作られていたものもあったのでなんでもありだったのかもしれません。
ただ、30年以上愛され続ける桃太郎電鉄の土台を作ったとなれば鉄道王としても誇らしいかもしれませんね。
総合評価
★★★★★
桃太郎電鉄の土台を作ったかもしれないという意味での★5つです。
そうではなかったかもしれませんが、シンプルで大変面白かった記憶ですし、今やっても十分に楽しめるのではないかと思います。
また、世界地理に対しても入りやすくなる点も考慮すれば★5つあっても良いのではと思います。
まとめ
人生ゲームのボードゲームが流行りだしていた時代だったかもしれません。
ルーレットを回す目もさいころと同じく6が最大である点は桃太郎電鉄も同じです。
桃太郎電鉄では急行などでさいころを増やしていった点など、シリーズごとにあらゆる点を発展させていったところが成功の秘訣だったのかもしれませんね。
それでも鉄道王にはその土台となる点を残していたことが大きな功績と言ってもいいのではと思っています。
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